今日は「きびなご」という魚のお話しです。きびなごは、ニシンやイワシの仲間で、体に銀色のきれいな線があります。成長しても約10cmくらいの大きさにしかならない小さな魚です。きれいな水の中でしか生きられないので、ほんの1秒でも水から出すと死んでしまう、とてもデリケートな魚なんだそうです。鹿児島では、「帯」のことを「きび」と言うそうで、きびなごのきれいな線の模様を帯にたとえて、「帯のある魚」という意味で、きびなごという名前がついたと言われています。きびなごの旬は、初夏と冬の年2回あります。きびなごは、頭から丸ごと食べられるので、カルシウムもたくさんとることができます。今日は、今が旬のきびなごをフライにしました。少し苦いと感じる人がいるかもしれませんが、ぜひ丸ごと食べてみてください。
5月11日の献立
きびなごカリカリフライ(2本)・ドライカレー・野菜スープ・ごはん・牛乳