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金山小学校 金山小の宝物

ローズマリー

青い目の人形とは、1927(昭和2)年に日米親善のために米国から贈られた友情人形のことです。米国人ギューリック博士が全米に呼びかけ、日本の子どもたちに「平和の使者」として12、739体が贈られました。また、日本からも答礼人形として、58体の市松人形が米国に贈られました。宮城県からは「ミス宮城」を贈りました。
しかし、1941(昭和16)年日米開戦により、人形は「憎き敵」となり大部分が焼却されてしまいました。このとき、迫害から密かに人形を守った人たちがいます。そのおかげで、全国で約300体、宮城県では8体の存在が確認されています。上沼小、米谷小、桃生小、広淵保育所、川渡小、三本木小、村田第四小、金山図書館で保存されていました。

現在、金山小学校にある人形は、金山図書館にあったものを修復し、平成16年1月に贈呈された“ローズマリー”です。

ジェーン・マリー

なお、右側の人形は、“ジェーン・マリー”です。青い目の人形が現存している学校に、現在市松人形を所持しているマーガレット・コルベットさんから贈られたもので、平成16年5月に、宮城県の青い目の人形を調査する会から届けられました。

2019年10月の台風による丸森町の被害状況に心を痛めたギューリック博士のお孫さん夫妻が翌年の3月に金山の子供たちに笑顔になってほしいと新友情人形(青い目の人形“ケティー”)が送られました。

JRC活動

JRCの旗

JRC活動とは、青少年赤十字活動のことです。
金山小学校は、大正13年9月4日加盟で、宮城県では下増田小に続いて2番目の加盟でした。
活動は、児童会活動の中に組み入れ、オアシス運動、募金活動、クリーン活動などを、計画、情報委員会が中心となり、全校で行っています。

竹馬運動会

竹馬運動会の様子(「グラフみやぎ」表紙)

毎年1月に竹馬運動会を行なっています。
昭和47(1972)年1月に、冬の体力づくりを目指して始まり、40年以上続いている伝統行事です。
ただ竹馬に乗るのではなく、サッカー・クロスカントリー・リレーなど学年に応じて様々な競技があります。竹馬は子どもたちの足となり、自由自在に操られます。
当時、新聞や雑誌、テレビなどで紹介され有名になりました。先日も、NHK教育テレビの“天才てれびくんMAX”の戦士たちと竹馬サッカーをやっているところが放映されました。平成30年1月には、東北放送の生中継がありました。
左の写真は、昭和53年2月発行の“グラフみやぎ”の表紙を飾った竹馬運動会の様子です。

大槻博士の顕微鏡

大槻博士の顕微鏡

金山出身の医学博士・大槻正路(せいじ)先生が昭和30年頃まで診療に使っていた、ライツ製顕微鏡です。平成14年、大槻道夫様から寄贈していただいたものです。
大槻博士は、医学博士・慶大教授で東京で病院経営をされていました。在京金山会の設立者であり、校歌の寄贈者でもあります。
金山小学校137回目の開校記念日を機に、金山まちづくりセンターから大槻正路先生に関する資料を頂きました(2009年8月31日)。